スタジオサンダルの日々

京都府立大学 映画制作部スタジオサンダルのブログ

2021年を振り返る「夏からのスタジオサンダル」後編

さて年が明けましてもはや3月に突入しちまってますが、2021年を振り返ろうと思います。 夏休み後半、9月あたりには新入部員のO君の脚本が出来始めました。そうすると、部長とO君はじわ〜と頑張り始め、撮影準備を進めていました。 撮影準備というと何かお分かりでないかも知れませんが、脚本作成&修正・絵コンテ作成からキャスト決め・ロケハン・読み合わせなど、撮影までにしておくべきこと全てだと個人的には理解しています。もっとちゃんとしようと思ったら、衣装や撮影機材とか小道具を揃えるのもありますね、大切です。ざっくりいうと「プリプロダクション」とか言います。

鴨川河川敷にて

そんなこんなを越えて、10月はその作品の撮影を行いました。 小道具もまあまあな量を買い、特に作中に登場する写真のため実際にレンズ付きフィルム(簡単にいうとフィルムカメラです)「写ルンです」を使用したのが印象的でした。とはいえ必要なのは数枚のため、27枚くらい撮影できるフィルムはほとんど余ってしまうことになるのでその多くをなんとなく撮影現場で使って遊んでいました。

 
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10月はこの撮影にもてる力のほとんどを注ぎ、11月に完成したのが『蜃気楼』です。

 

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『蜃気楼』は48分ある大作で、2021年流木祭にて初上映されました。苦労が実ってかなり充実した内容の作品になったと思います。映像的にもカラーグレーディングがしっかりと施されていて満足度が高いです。内容に関してですが、『とんかつ』などと違って説明をざっくり書くのが難しいので割愛いたします(笑)。複雑です。

これはまだYouTubeに上がっていません。今のところ上げる見通しも立っていませんが、もし見たい方がいればご連絡ください。DVDをお貸しします。また、今後も上映会があればその際には流そうかと思っていますので、そういった機会に見ていただければ幸いです。

この作品の上映を含めて2021年の流木祭はかなり大成功でした。

流木祭以降、全員が力尽き、映画の制作はできておりません。蜃気楼を見てくれて入部してくれた部員もいるので、3月は色々撮ろうとしております。

 

ついでに、2022年の今までについてもご報告します。 1月2月は公共政策学部さんのご依頼で学部紹介ビデオを公共の学生有志とともに共同で制作しました。映画とは違いますが、撮影・編集を覚える貴重な機会でした。また、大学の演劇部である下鴨劇場の朗読劇公演の映像収録も行いました。

というわけで今年度のスタジオサンダルでした。

 

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スタジオサンダルの特徴はその活動が映画制作だけにとどまらず、映像全般にわたるということです。これは京都府立大学に映像系サークルがここしかないからというだけですが、その分制作の機会もそこそこあり、撮影・編集を楽しむことができます。

演技経験や撮影編集の経験がなくても、うちの部員は元々そうなので、必要に応じた最低限の技術は後からついてきますのでご安心ください(笑)。

たいていの人は映画を撮ったことないと思うんですが、映画づくりって実はそんなに難しくなくて(奥は深いですが!)本当に楽しいもんなんです。僕らだけが知る密かな楽しみをみなさんにも…!と思っています。我々と一緒に映画づくりに挑戦してみませんか?

 

みなさんの入部をお待ちしています!!