スタジオサンダルの日々

京都府立大学 映画制作部スタジオサンダルのブログ

「第三の男」について(質問箱への回答)

質問箱に以下の質問がありました。

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 個人的に面白い質問だったのでこれに回答する文章を書いていたら2000字近くなったのでブログの方にも転載しておきます。

(以下、回答)

 見ようとは思いつつ未見だったのでアマゾンプライムで見てきました。

 確かに「第三の男」のストーリーは今からするとかなり簡素なサスペンスで、もうひと展開欲しい感じもします。そしてめちゃくちゃ構図の取り方がいいし、伸びる影のような印象的なライティングも多かったですね。

 初見で面白いと思ったのは、導入部分の短さです。友人に招かれてウィーンに来たら当の友人が死んでいたということが分かるまでの早さは、今の映画じゃ見られないでしょう。それと音楽も、同じテーマを使い続けるので少々たるい感じもしますが、テーマ自体は好きでした。

 映画評論家町山智浩さんの解説動画( https://youtu.be/sy2kygxd-SI )も見たのでその辺から話すと、やはり作品の舞台となる社会や時代背景への理解や登場人物の「属性」への注目も必要そうです。そういう意味で、やはり十二分に政治的なテーマというのを抱えている作品ではあるのでその辺を理解しておくともっと楽しめるのかも知れません。 映画(創作物全般がそうかも知れません)には割とそういう側面があって、現代社会を反映して作られるものではあるので、「第三の男」についても当時の人にとって当時の社会への批判性を備えた作品だったんだろうと思います。

 そして今でもそのような作品は作られています。例えばリドリー・スコット監督「最後の決闘裁判」(2021)という作品は、14世紀フランスの性暴行を巡る3人の訴えを語るもので、それぞれの視点で同じ事件が描かれた後に決闘を描くという構成ですが、この事件をめぐる男2人のプライドを賭けた熱い戦いとして描くのではなく、性暴行を受ける側となる女性の強さに重心を置き真実を語らせる作品です。このような語りはフェミニズム的な視点(文脈)を多分に含むものです。現代・現実の社会(14世紀じゃなく!)にもこんな事件は多かろうと思いますし、そもそも男の決闘をここまで虚しいものとして描く大作映画も例えば70年代でありえたか?という話です。もちろん「エイリアン」という強い女が主人公の映画を撮ったリドリー・スコットだから撮ったものだということもありますが、やはりそこには2020年代に作られる必要性や文脈というものを作品の外に持ち合わせているといえると思います。

 そのほかでいうとNetflix製作の「Don't look up」という風刺映画がありますが、ブラックユーモアが強烈すぎて笑えないのでそれも是非見てみてください。(文責:旧部長浅見)

2021年を振り返る「夏からのスタジオサンダル」後編

さて年が明けましてもはや3月に突入しちまってますが、2021年を振り返ろうと思います。 夏休み後半、9月あたりには新入部員のO君の脚本が出来始めました。そうすると、部長とO君はじわ〜と頑張り始め、撮影準備を進めていました。 撮影準備というと何かお分かりでないかも知れませんが、脚本作成&修正・絵コンテ作成からキャスト決め・ロケハン・読み合わせなど、撮影までにしておくべきこと全てだと個人的には理解しています。もっとちゃんとしようと思ったら、衣装や撮影機材とか小道具を揃えるのもありますね、大切です。ざっくりいうと「プリプロダクション」とか言います。

鴨川河川敷にて

そんなこんなを越えて、10月はその作品の撮影を行いました。 小道具もまあまあな量を買い、特に作中に登場する写真のため実際にレンズ付きフィルム(簡単にいうとフィルムカメラです)「写ルンです」を使用したのが印象的でした。とはいえ必要なのは数枚のため、27枚くらい撮影できるフィルムはほとんど余ってしまうことになるのでその多くをなんとなく撮影現場で使って遊んでいました。

 
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10月はこの撮影にもてる力のほとんどを注ぎ、11月に完成したのが『蜃気楼』です。

 

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『蜃気楼』は48分ある大作で、2021年流木祭にて初上映されました。苦労が実ってかなり充実した内容の作品になったと思います。映像的にもカラーグレーディングがしっかりと施されていて満足度が高いです。内容に関してですが、『とんかつ』などと違って説明をざっくり書くのが難しいので割愛いたします(笑)。複雑です。

これはまだYouTubeに上がっていません。今のところ上げる見通しも立っていませんが、もし見たい方がいればご連絡ください。DVDをお貸しします。また、今後も上映会があればその際には流そうかと思っていますので、そういった機会に見ていただければ幸いです。

この作品の上映を含めて2021年の流木祭はかなり大成功でした。

流木祭以降、全員が力尽き、映画の制作はできておりません。蜃気楼を見てくれて入部してくれた部員もいるので、3月は色々撮ろうとしております。

 

ついでに、2022年の今までについてもご報告します。 1月2月は公共政策学部さんのご依頼で学部紹介ビデオを公共の学生有志とともに共同で制作しました。映画とは違いますが、撮影・編集を覚える貴重な機会でした。また、大学の演劇部である下鴨劇場の朗読劇公演の映像収録も行いました。

というわけで今年度のスタジオサンダルでした。

 

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スタジオサンダルの特徴はその活動が映画制作だけにとどまらず、映像全般にわたるということです。これは京都府立大学に映像系サークルがここしかないからというだけですが、その分制作の機会もそこそこあり、撮影・編集を楽しむことができます。

演技経験や撮影編集の経験がなくても、うちの部員は元々そうなので、必要に応じた最低限の技術は後からついてきますのでご安心ください(笑)。

たいていの人は映画を撮ったことないと思うんですが、映画づくりって実はそんなに難しくなくて(奥は深いですが!)本当に楽しいもんなんです。僕らだけが知る密かな楽しみをみなさんにも…!と思っています。我々と一緒に映画づくりに挑戦してみませんか?

 

みなさんの入部をお待ちしています!!

2021年を振り返る「5月から夏までのスタジオサンダル」前編

前回のブログを読み返すとちょうど2021年度1作目の「とんかつ」公開直前という時期でしたが、それ以降2本の作品を撮っていますし、それ以外の活動も含めて細かめに今年を振り返っていければと思います。 今年度はCOVID-19とのお付き合い2年目、そして部員不足という重大インシデントを抱えながらも、なんとかそこそこ頑張った映画を作ってきました。

 

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まず、「とんかつ」です。4月の新歓の時期に、撮影体験という目的もあって制作した作品で、実際に撮影初参加という人が3人、プラス古参(部長・副部長)という布陣で撮影できました。その後、結果的に3回生1人・2回生1人・1回生3人が入部してくれたことでようやくスタサンの顔ぶれはかなり新しくなりました。

また、今作は写真部さんとのコラボということでポスターを撮影していただきました。そのおかげでかっちょいいポスターになっております。

 

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この辺はもう記憶が定かじゃないですが、4月は「とんかつ」撮影と同時に映画鑑賞会もやっておりました。「シン・ゴジラ」「AKIRA」「燃えよドラゴン」あたりを上映した記憶があります。まばらとはいえ来てくれる人がいてありがたかったです。この辺は部長の孤軍奮闘という感じでした。その後も映画鑑賞会やスタサン作品の上映会はちょこちょこやっていました(「パルプ・フィクション」「リンダリンダリンダ」など)が、一緒にみんなで映画を見るっていうのは部員同士の共通言語を得られる機会でもあるので今後もできたらやっていこうかと思っています。

そして今年度2作目「絶望のパスタ」です。6月に新入部員3回生の化川から脚本が上がりました。その時点で企画会議をやって、2本の企画が進んでいましたが脚本が上がっていたわけではないので、急に出てきた「絶パス」を撮影することにしました(幸い、短かったので)。

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ペペロンチーノの別名は絶望のパスタだという小ネタをベースに作られている、これも「とんかつ」に負けず劣らずの不思議な話です。

今作は撮影にほとんどの新入部員が参加してくれました。そして個人的には、今作は少し画面の雰囲気や色味(「ルック」などと呼びます)を少し変えてみたのが記憶に残っています。カメラ側で撮影の色味を変えられるのですが、それをいじりました。具体的には割と大胆に「彩度」と「コントラスト」を下げることで、より映画っぽいとも言えるような雰囲気を醸し出すことに成功しました(と思ってます)。

 

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6月に脚本完成から撮影までやり、編集を経て完成は8月の夏休みに入った頃でした。これもYouTubeにて公開されていますのでこちらも是非ご覧ください。

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 …と、夏休みまでのスタジオサンダルはこんな感じでした。 他にも大学の入学式の映像制作をやらせてもらったり、「新歓PV」の撮影や「とんかつオーディオコメンタリー」などの制作もありました。

「新歓PV」は部長が作りましたが「映画というものはどうやってできていくのか」という映画制作自体の工程を伝えるものを1分ちょっとに押し込めて作ったつもりです。これはオンラインで公開された新歓夜祭でもYouTubeにて公開されました。

「とんかつオーディオコメンタリー」も部長の発案ですが、9割くらいの編集は「絶望のパスタ」監督の化川にやってもらいました。これはやってみたかっただけです。改めて「とんかつ」をしっかり見てみると面白く、とんでもない撮影ミスも見つけました。撮影の裏話なども話しています。ちゃんと音声の書き起こしになってるので見やすいと思いますんで「とんかつ」フアンの皆さんは必見です。

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ちょこちょこ映画以外もあげているスタジオサンダルのYouTube、チェックしておいてください。(チャンネル登録してね!)

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というわけで振り返り前半は終わりです。

次は後編でお会いしましょう。ばーい。(文責:浅見)

2021年5月のスタサン

こんにちは、映画制作部スタジオサンダル、略してスタサンです!

時が経つのは早く、気づいたら2021年度になっていました…。2010年5月発足らしいので11周年でおおよそ12年目というわけです。

前回の記事からほぼ半年経ってしまいましたが、その間もちゃんと活動を続けていました。

まず12月には『悪銭』の再撮影を行いました。この作品については2020年初頭に撮影と編集のほとんどが済んでいたんですが、パンデミックの到来によって再撮影などの作業ができずにいました。それをようやく終わらせることができました。冬に半袖アロハで撮影って馬鹿みたいに寒いので、衣装設定には皆さんも気をつけましょう…

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映画『悪銭』は2021年の1月1日にYouTube上で公開しましたので、まだご覧になってない方はぜひ。→映画『悪銭』

そして3ヶ月飛んで、この4月には『悪銭』と同じく副部長が監督、部長・副部長が出演の新作映画『とんかつ』の撮影をしておりました。

 
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撮影には新三回生、そして新入生、新二回生が参加してくれました。短編なので、ほとんどの撮影を1日で済ませることができました。 さて「とんかつ」とはいったいどんな作品なんでしょうか?出演した部長でさえ、そのストーリーを聞いた時「?」となったくらい変なお話です。

この作品は5月9日日曜日の夜22時にプレミア公開する予定です。10分ちょっとの短い作品なので、気軽にご覧ください。→ショートフィルム『とんかつ』

もう公開日になっていますが、さっきまでYouTubeへのアップロード作業をしていました。こういう作業は骨が折れます。 映画制作部スタジオサンダルは絶賛部員募集中です。新入生でも二回生でも三回生でも、入部資格なんて特に無いですし、カメラとか動画編集とかよく分からないひともお教えしますのでご心配なく。興味があればTwitterとかInstagramのDMやメール(sandaru.ichiban@gmail.com)にご連絡してもらえればすぐご案内します。もしくは部長など部員に連絡してもらっても大丈夫です。

それでは今年度もスタジオサンダルをよろしくお願いします。(文責:アサミ)

11年目のスタジオサンダル

天高く馬肥ゆる、秋です。

こないだ、ようやく入学式があり、それに伴って府大のクラブ・サークルによる新入生勧誘がありまして、スタジオサンダルも当然参加しました。

本来ならば、4月にあったはずの新歓。そして今もなお以前のようにはできないのですが、待ちに待ったイベントだということで私はいっそう気合が入っておりました。

その結果といってはなんですが、作ったものがこちらです↓↓↓

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…お分かりでしょうか?

スタジオサンダルのマスコットキャラクター「すたさぶろう」の顔を立体化しました!

正直な話「こういうものを作れば新入生にも興味を持ってもらえるんじゃなかろうか!」「少なくとも目立つから良いんじゃないだろうか!!」「あわよくば部員が増えないかしらん?!!」などという妄想・夢想もありつつ作ったわけですが、当日あまりうまくいかず途中からはほとんど被らずに椅子にかけていました。

最大の弱点は視界ゼロであることと、動員できた部員数が少なく「すたさぶろう」に1人使うことがもったいなかったことでした。もっとうまくいくと期待していたんですが、こればっかりはやってみないとわからないもんですね。

 

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当日には、すたさぶろうには関係なく、多くの新入生の方々にブースで話を聞いていただきました。少しでも興味を持っていただいたことがすごく嬉しかったです。本当にありがとうございました。

バイザウェイ、誰もがこんなことになるとは思っていなかった2020=今年は映画制作部スタジオサンダルにとって一つの区切りとなる年です。というのも、スタジオサンダルは今年10周年、11年目を迎える年なのです!!(ということに最近気づきました) ですから、このブログを書いている私が10期生で、今年入部してくれる一回生の皆さんが11期生となります。まずは10年続いたことを喜びつつ、その上で、次の10年も続けられるような部にしていきたいと思っております。

11年目のスタジオサンダル、今年ももちろん映画を撮っていきますのでよろしくお願いいたします。

また、部員も大大大募集中です。映画を撮りたい!という方はもちろん、カメラの前で演技がしたい、動画編集してみたいとか脚本を書きたいとかカメラをいじってみたいとか、そういう方もめちゃくちゃ大歓迎です。映画好きとして、個人的には映画好き同士で話せる場って結構嬉しいし楽しいし貴重だなーーと思います。

 

それでは皆さん、長寿と繁栄を!!(文責:アサミ)

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【スタサン映画短評】『6才のボクが、大人になるまで。』

6才のボクが、大人になるまで。

監督リチャード・リンクレイター/主演エラー・コルトレーン/2014年公開

 

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AmazonPrimeでの公開が終わりそうだったので、急いで見ました(今はもうすでに終わっています)。 この映画は原題「BOYHOOD」にあるように一人の男の子の少年時代を描いたもの。よく知られたことですが、この映画は作品内で流れる12年間と同じだけの期間かけて撮影された挑戦的な作品で、もちろんその12年間演じる役者は全員同じです。

つまり観客は、6才の子供が18才の青年になるまで”実際に”成長していく姿を見ることになります。これは他の映画ではありえないことで、普通は、数人の齢の違う子役が何年か分ずつ演じて一人のキャラクターということにするでしょう。

そうではなく、変わらないキャストたちの容姿や内面が徐々に大人びたり/老けていったり、育っていったりするので、見ていると徐々に作品や演技という虚構の部分と画面に映し出される役者たちのリアルな時間経過の部分にあるはずの境界線が溶けていき、ある意味で映画というものよりももっと感触の感じられる映像(例えばホームビデオ)を見ている気分になっていきます。実際見ていて、可愛いらしい男の子がだんだんとゴツい青年になっていくのは、結構凄みがあります(笑)そういう映画作りの点で、かなり斬新で並の胆力では真似できない作品であるといえます。

 

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この物語は、主に主人公のメイソンとその母を中心にして進んでいきます。母がメイソンの実父と離婚した後に二度結婚し、その度にメイソンと姉の環境はガラリと変わります。その他にもいろんなことがあります。

12年間あるのでいろいろあって当然です(私や皆さんだってそうでしょ?)。それらが綺麗なプロットとして一本の線のように並んでいるのではなく、もっと複雑に関係し合うような要素として存在します。だから正直ネタバレは無いし、クライマックスと言えるような場面も無いんです。ですが、その全ての瞬間を愛おしく感じてしまうのです。そういう、人生についての映画なんですね、これは。

メイソンはその長い時間の中で多くのキャラクターと交流しますが、とりわけ実父との関係は特別に見えます。それはメイソン・姉と父との関係はこの12年間でほとんど変わらないからです。彼らが共に暮らすことはないですが、12年間の交流の中で父は自身の言葉で人生について大切なことを教えてくれます。もちろん実父以外も、二人目の父親にせよ、三人目の父親にせよ、母にせよ、姉にせよ、悪友にせよ、メイソンの周りにいた人間全員が彼に多くの示唆を与え、その全てが12年後の18才になったメイソンを形作ったわけですね。

 

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愛おしく感じてしまうと書きましたが、この映画を見終えたあとは自分自身の人生についても、そして今この瞬間のことも愛おしく思うことができると思います。兎にも角にも、全員に等しく流れた12年間の中でその瞬間瞬間を捉えていくという、撮り方はとんでもないですが、映画らしい映画と言えると思います。

さて、全く余談ですが、同じ監督(リチャード・リンクレイター)が撮った作品では『スクール・オブ・ロック』という作品も最高の映画です。とりあえず有名なシーンを貼っておきますね。こちらも気になる方は是非。

 

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それでは。 (文責:浅見)

スタサンの『突然失礼致します!』

<新歓ができなかった私たちスタジオサンダル。その状況は前期が終わろうとしている今でも変わっていない。新入部員を得ることはできるのか…?!>

というわけで、逆境に弱い系部活動の映画制作部スタジオサンダルでございます。

我々は前回のブログでも書いたような新歓ができない状況のまま、新型コロナウイルスの猛威に立ち尽くすのみでありました。今もそれは同じで、新入部員をどう入れようか思案しているのですが、映画という性質上オンライン上での活動がそこまでうまくいくとも思えません。しかし、府大の他のサークルは盛んにできることをやっていて、どうやら新入部員をゲットしているので、我々も負けじとやるべきなのですが、ううむ。

さて前期も始まる前の4月下旬、Twitterにて一通のDMが届きました。本題はこの話です。

そのDMは群馬大学映画部【MEMENTO】からでした。

ひとこと目は

「突然失礼致します!」

内容は映画部間による部員の交流会企画のご提案でした。「面白そう!!」という単純な興奮と興味から、すぐに(ほぼ独断で)参加を決めて返信しました。

交流会は凄まじいもので、まず集まった大学の数が予想以上の数。西日本だけでもウン十団体、というような感じ。そしてその濃度。自分が映画好きを名乗るのが恥ずかしくなってしまうくらい、ディープな映画好きの会話が展開されていたのです。交流会にはスタサンからは3人が参加して、好きな映画を発表したりなんかして、その日は楽しく終わりました。

しかし、交流会で終わらなかったのが、この呼びかけでした。というより、この交流会は次段階のための準備運動でしかなかったのです。

そう、群馬大学映画部の呼びかけ人のKさん(とりあえず匿名にさせてもらいます)の本当の目的は

全国の大学・映画サークルが映画を作って合わせて長編として公開する

ことだったのです。

そしてその長編オムニバス映画のタイトルが『突然失礼致します!』なのです。現在その公式サイトでは予告が公開されています。

https://a.japaration.jp

↑こちらからどうぞ

オムニバスですからサークルごとに作る映画はごく短いものですが、特に今回は多くの団体が参加するため1監督につき1分尺が限度とされました。

ですので、我々は1分映画を取ることになったのです。

しかも、ソーシャルディスタンス的な様々な制約付きで。

その制作の模様も、大変だったのですがまた後々気が向いたら書こうと思います。

とにかく、その制作のおかげでスタサンとしてもしっかり活動ができたのでした。そういう機会をくれたKさんと統括チームの皆さんには感謝しかありません。

映画は8月中にYoutube上にアップされるみたいなので楽しみに待ちたいと思います。その時はTwitterでも紹介いたします。

それではまた。

文責:アサミ